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公開日 2026年6月26日

フェスティバル

スイス人はフェスティバルを愛してやまない。音楽、映画、ダンス、お笑い、コミックス、演劇などに及び、人口比でこれほど多くのフェスティバルが開催される国はほとんどない。最も人気があるのは野外音楽祭で、夏には、数千人もの人々が、1日から数日間にわたるコンサートを目当てに集まる。

数千人の参加者が集まるパレオフェスティバル・ニヨンの大きな野外ステージ

音楽

スイスの野外フェスティバルは、1日限りの催しから数日間にわたるものまで、ほぼすべてのジャンルの音楽を網羅しており、主に若年層の観客を惹きつけている。中心となる出演者の多くは外国から招かれるが、スイスのバンドや地元の音楽家たちも人気を誇る。大規模な音楽祭が一般の観客を魅了する一方で、伝統的な音楽から現代音楽に至るまで、特定の音楽分野や個々の音楽家を取り上げる小規模な音楽祭も数多く存在する。

10万人以上の観客を動員するスイスの3大野外フェスティバルは、パレオフェスティバル・ニヨン、オープンエア・フラウエンフェルト、オープンエア・ザンクトガレンである。ニヨンでは、音楽エンターテインメントやサーカス団員による妙技など幅広い分野の催し物が観客を魅了する。フラウエンフェルトはヨーロッパ最大のヒップホップ・フェスティバルとしてファンを熱狂させる。ザンクトガレンでは、色彩豊かなロック系の音楽が楽しめる。

モントルー・ジャズ・フェスティバルには、1967年以来、毎年7月にジャズ、ロック、ブルース界の大物たちが勢揃いする。2週間にわたる演奏会のために 世界中から音楽愛好家がレマン湖畔に集まる。英国のディープ・パープルが名曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の中でこのこの音楽祭を歌ったことで、その名声は伝説的なものとなった。

一方、ルツェルン湖畔では、1938年以来、毎夏ルツェルン音楽祭が開催され、クラシック音楽界最高峰のソリストやオーケストラが集結している。

映画

スイスには、アニメーション映画やドキュメンタリー映画、アート映画、短編映画などを対象としたさまざまな映画祭が存在する。最大規模の映画祭は、1946年に設立されたロカルノ国際映画祭で、最優秀作品には金豹賞が授与される。ヨーロッパで最も権威のある映画祭のひとつで、アート映画に特化した映画祭である。風情と活気に満ちたピアッツァ・グランデ(大広場)で毎晩行われる野外上映会は、毎年11日間の期間中に15万人以上の映画愛好家が訪れる本映画祭の中心的存在となっている。

2005年に始まったチューリッヒ映画祭も国際的な評価を得ており、すでに数々の著名なハリウッドの俳優たちを迎えてきた。ゴールデンアイ賞が授与され、毎年11日間の期間中に10万人を超える入場者数を記録している。

ニヨンで開催されるビジョン・デュ・レエル祭、ソロトゥルン映画祭、ヌーシャテルの国際ファンタスティック映画祭にも、毎年映画愛好家が訪れる。

演劇、ダンス、パフォーマンス

一方、異なる表現様式が混在するフェスティバルもある。演劇、ダンス、音楽、パフォーマンスが交わるチューリッヒのテアーターシュペクタークル、演劇、ダンス、音楽、サーカス、パフォーマンが一体となったジュネーブのフェスティバル・ド・ラ・バティ、ダンス、演劇、音楽、ビデオ、パフォーマンスが織りなすフリブールのベリュアール・ボルベルク国際フェスティバルなどがその範疇に属する。

また、ダンスフェスティバルには、2年ごとに全国を巡回する「ステップス」、演劇フェスティバルにはスイス演劇祭、お笑いフェスティバルにはモントルー・コメディやアローザ・ユーモアフェスティバル、コミックフェスティバルにはローザンヌのBDFILやルツェルンのコミックフェスティバル・フメットがある。

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