国民
900万人が暮らすスイス。20世紀初期の3倍に。その理由のひとつは、移住者の増加である。また、スイスは、年々高齢化しており、平均寿命は、世界で最も長い国の一つとなっている。地方から都市部に移り住む人の数は増えている。

スイスに暮らす人の数は、増え続けている。この100年間で人口は倍以上になった。とりわけ多いのは、国外からスイスに移住する人の数である。外国人の割合は27%で、ヨーロッパで最も高い国のひとつである。それによりスイスの多文化的性質はさらに強まっている。
国外に移り住むスイス人も年々増えている。現在、全体の10%を超えるスイス人がスイス以外の国に暮らしている。スイスに暮らすほとんどの人が都市部かその周辺に暮らしている。

国民 – 統計データ
- スイスの人口は、1900年から2023年の間に2.7倍になった。
- 最近の人口増加率は、毎年平均0.7%である。
- スイスは、ヨーロッパ諸国の中で最も外国人の割合が高い国の一つである。現在、スイスには200万人を超える外国人が暮らしており、これは、全人口の1/4に相当する。
- 現在、85%のスイス国民が都市部に暮らしている。1930年には、この割合は1/3だけだった。
- スイスでは、20世紀に入って明らかに高齢化が進んだ。現在、全人口の1/5が年金受給者である。
- 男性の数より女性の数の方が若干多い。全人口における女性の割合は、50.3%である。
- スイスの平均出生率は、1.3であり、第一子出産年齢は30歳を超えている。母親になる女性の大半は2人の子供を産んでいる。
- スイス人の平均寿命は男性で82歳、女性で85歳と、世界で最も平均寿命が長い国の一つである。
- 現在、スイス人の平均結婚年齢は、1970年よりも6年遅くなった。女性の平均初婚年齢は30歳、男性は32歳である。
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都市と農村部
スイス国民の大部分が中部平原に密集して暮らしている。全人口の約半分が5大都市に集中している。

国外に暮らすスイス人とスイスに暮らす外国人
スイスは、移住者の多いことが特徴であるが、国外に暮らすスイス人も多い。