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公開日 2026年4月14日

固定電話と携帯電話

ほとんどのスイス国民は固定電話または携帯電話のネットワークにアクセスでき、モバイル通信では、ほぼ全土で 4G および 5G の標準利用が可能である。携帯電話の普及率は非常に高く、固定電話サービスに徐々に取って代わりつつある。

スイスコムの新しい5Gアンテナ。

国は全国で基本的な固定電話サービスの提供を保証している。しかし、スイスの固定電話およびモバイルネットワークはいずれも自由市場で運営されており、現在では、通信の大部分は携帯電話ネットワークを通じて行われている。実際、固定電話での通話は全体の約 10% に過ぎない。スイス国民は平均して週に 1 回以上電話を使用しており、そのうち2 人に 1 人は毎日使用している。全体として、通話回数および通話時間は減少傾向にある。

携帯電話

スイスでは、ほぼ全国民が携帯電話ネットワークにアクセスでき、携帯電話の契約数は総人口を上回っている。これは、スマートフォンが通話とインターネットを組み合わせ、多様な通信手段を提供しているためである。また、高品質なネットワーク環境も普及を後押ししている。

3つの全国規模の携帯電話ネットワークに約2万基の送信機が設置されており、ほぼすべての音声およびデータ通信が、4G/LTEおよび5G 経由で行われている。さらに現在、最大 2 Gbit/s の通信速度を持つ5G+への拡張が進められている。スイスは多層的アプローチを採用しており、カバレッジと速度のバランスを取るため、異なる周波数でネットワークを拡張している。

携帯電話ネットワークは自由市場で運営されており、約 40 社のサービスプロバイダーが顧客獲得競争を行っている。市場を主導するのは スイス連邦が筆頭株主のSwisscom である。その他の主要プロバイダーには Sunrise や Salt があり、これら3社が、他のサービス事業者が利用する携帯電話ネットワークを運営している。

固定電話

個人利用では、ほぼ携帯電話に置き換えられているが、ビジネス分野では依然として固定電話が広く使用されている。これは複数の電話番号や交換機を持つ大企業から、小規模事業者や自営業者まで共通している。技術的・法的・コスト面での理由に加え、固定電話番号はいまなお、プロフェッショナリズムや地域とのつながり、信頼できる連絡手段の証としての意味を持っている。通信ネットワークの容量は、銅線を光ファイバーに置き換えることで大幅に増加した。さらに、伝送技術の進歩により、従来のアナログやデジタル(ISDN)技術に代わり、インターネットを通じたIP 電話が広く利用されるようになっている。